11月9日（土）の午前8時～11時に、福岡県田川市にある福智高校サッカー部の生徒さんと保護者と指導者約50名と一緒に、心磨きのトイレ掃除を行いました。

サッカー部顧問の武田先生より10月中旬に、サッカー部の生徒と一緒にトイレ掃除をやりたいとの相談電話が突然あり、直ぐに実施計画を立てました。
武田先生曰く、「それなりにサッカーはやるけど、生徒は何事にも積極性的に取り組む気持ちがなく、このまま社会に出して大丈夫かととても心配しているので、トイレ掃除をして社会に出るための人間性を高めてやりたい」とのことでした。
そこで、鍵山相談役の致知対談資料等を前もってお渡ししておいたら、生徒さんらと事前学習に取り組んで掃除当日を迎えてくださり、顧問の先生方の生徒さんを思う心意気に頭が下がります。

筑豊の会では、この前に多くの掃除大会が続き、当日は関係者の都合がつきにくい状況だったため、福岡・筑後・大分の会と福岡便教会へ応援を依頼して何とか10人のリーダーを確保することができました。掃除仲間の思いやり・温かさには心より感謝です。

福智高校は学校が古く、トイレはかなりの年季が入った状況で、尿石と水垢がびっしりとこびり付いていました。そこで、前日の夕方から、顧問とサッカー部の生徒さんと一緒に、水越をクエン酸水に漬け込み、便器にはトイレットペーパーを強いてクエン酸をじか撒きしておきました。
それでも当日は、こびり付いた汚れは簡単には落ちません。スクレーパーとサンドメッシュとカネヨンを使っての昔ながらのパワー掃除で、生徒さんも尿石と必死で格闘してくれました。
お蔭で100％とまではいきませんが、約8割方は奇麗にすることができました。

そして、終わった後の爽やかな空気と依然と見違える綺麗さに参加者全員大満足です。
感想発表では、最初はやりたくなかったといいながら、綺麗にできた達成感と自信に満ち溢れた感想を発表してくれました。

月曜に学校へ挨拶に行った際に、他の先生方がとても驚き、サッカー部の生徒を大いに褒めてあったとお聞きして、自分以外のために一所懸命頑張った体験が自分の自信と気付きになって、積極的に歩んでくれることを願いました。 次回の活動を楽しみにお待ちしています。

筑豊掃除に学ぶ会     広瀬 透