絆を感じるテレ掃除

東京都 佐藤 誠

私の掃除は、2018年(平成30)2月の新宿駅東口の街頭清掃に初参加し、その後ひとり掃除も始めました。3時半起床、4時35分松戸駅発始発電車に乗り、5時23分大井町駅着。約30分、会社までの通勤路の清掃をしています。ボランティア清掃には、昔から興味がありました。

今年はコロナ禍で多人数の掃除が難しいので、掃除好きの数人が3月頃「テレ掃除」を始めました。これは、各人が自宅周辺や駅、公園などを別々にひとり掃除するのですが、そこで撮った写真と、掃除中に気がついたり学んだことを書いてアップし、それらを共有するのです。今は週4日やっており、このおかげで掃除をする機会が増えました(笑)

平日は、通勤路のゴミ拾いと路地の草取り、階段の掃き掃除、会社の窓サッシの掃除などを行っています。土日は、渋谷や地元の別の団体の早朝清掃です。道路にはみ出た枝の除去や土で詰まった排水溝を元に戻すことなどを行います。

最初は通行人の怪訝な視線を感じましたが、続けるうちに声をかけられるようになり、先日は冷たいお茶まで頂きました。繁華街の街頭清掃もやりがいはありますが、でもまずは自分が住む街や勤務先のある街をきれいにしたいと思います。

ひとり掃除は、孤独でストイックなものと捉えられがちですが、私の場合「今頃テレ掃除の仲間も掃除をして、通行人と笑顔で声を交わしている」などと想像して、仲間との強い絆を感じて勇気がわくとても楽しい時間なのです。

掃除を始めて3年半、毎日のひとり掃除に加え、団体の掃除にも月9回参加しています。掃除は今や、生活や仕事、趣味(空手)と連動して止められません。