認定NPO法人 日本を美しくする会
NPOとはどんな団体ですか
正式には「非営利活動法人」といい、「営利を目的としない社会貢献活動を行う法人」とされます。収益事業を行うことは認められていますが、収益は社会貢献活動に充てます。「NPO法人」(一般)と所轄庁に認定された「認定NPO法人」とあります。
どんな活動をしていますか
社会教育の推進、街づくり推進など、法にある20の分野に該当し、しかも社会的利益に寄与することを目的とします。当会は「美しい街づくりと学校や公共施設の美化・保全のための清掃指導援助事業」などを、定款に掲げています。
全国にどのくらいありますか
「NPO法人」(一般)は、全国に50841法人、「認定NPO法人」は、1170法人あります。(2021・7月末)認定NPO法人は、「広く市民からの支援を受けている」ための認定基準があるためにハードルが高く、NPO法人の2・3%にしか当たりません。
NPO法人になるメリットは?
会員側としては、直接参加や寄付により活動を支援するという、社会貢献への参画意識や精神が挙げられます。直接メリットは、「確定申告」の際、寄付による所得税の控除を受けられ、「認定NPO法人」の場合、「NPO法人」の数倍になることが最大のメリットです。
会側としては、広く市民や行政から社会的認知が受けられるということがあります。
活動資金はどうしていますか
認定NPO法人の財源は、「事業収益」67・9%、「寄付金」15・9%、「補助金・助成金」11・6%、「会費」3・5%とされます(内閣府)。当会の場合は、ほとんど事業はしておらず、賛助会員様からの「寄付」に全面的に頼っております。そして各地の活動は多くのボランティアスタッフのご奉仕に頼っており、「清風掃々」は現在すべて無償配付しております。
賛助会員について…
「趣旨に賛同して、入会・登録する会員。運営に直接関与せず、賛助会費によって組織を支援する」と、辞書にあります。
この賛助会費が「寄付」である条件は、「任意性があり、直接の反対給付がないこと」、すなわち寄付側が「出すか出さないか自由に決められ、かつ対価を渡さない」ということです。
当会の場合は、賛助会費は「寄付」扱いが認められており、したがって当会の運営は実質「寄付100%」に近い状態です。
当会は、今後どのように活動していくのですか
〇情報公開と趣旨の広報強化
NPO制度は、所轄庁の監督をゆるくし、その分「情報公開を通じた市民の監視を前提とする」とあり、事業報告書などは一般に公開する義務があります。当会は、今後皆さまによりわかりやすい形で情報公開します。
現在、正会員113名、賛助会員 法人139、個人365名ですが(20年度末)、広報を強化し、活動趣旨を多くの方にお伝えし、賛助いただく方の増加を図りたいと考えています。
〇SDGsとの連携
今や環境問題は世界の重大関心事であり、2015年国連が採択した「持続可能な開発目標」“SDGs”は、世界規模で進められています。日本でも、政府に「SDGs推進本部」が設置され、「学習指導要領」により2020年度から学校教育に組み込まれ、小学生から教えられています。
当会の活動は、このSDGs精神とピタリ一致するもので、これを30年以上やってきたと考えております。当会は「自分磨き」としての掃除を旨としてきましたが、併行してSDGs活動に積極的に参画し、社会に貢献したいと思います。