ちいき通信

東北 出羽三山鏡池掃除

 山形掃除に学ぶ会が、2016年から続けている掃除は6回目。御神体の鏡池一面に繁殖したコウホネ(スイレン科の水草)の駆除を行います。参加者を絞り、女性も運搬できるようコンテナ積載量を減らし、コンベアの活用、スロープの設置、ペグ固定など安全面を工夫しました。また玉垣の養生など境内を汚さない配慮をしました。鏡池の名にふさわしく、水面が輝くようになりました。
 コロナが収束し、多くの方の訪問を願って、お掃除を続けます。
(鈴木欣也)

関東 新浦安掃除で笑う会

 3店舗を持つラーメン屋です。2019年新宿街頭清掃に参加して、その質の高い交流に驚きました。地元の新浦安でも、気軽に参加できるすてきな人の輪をつくりたいと思って、2021年4月に「笑う会」をつくりました。月一回不定期に、10人くらいでJR新浦安駅前を掃除しています。
 最初は社員中心でしたが、まもなくお店のお客さんが参加され、その後この活動が載ったタウン誌を見た、テナントで入っている新浦安イオン店の管理職の方も参加されました。ときには着ぐるみを着たりして、子どもも楽しく入れる工夫をしています。なお本誌裏表紙のイラストは、当店社員のお母様による、当店のイメージキャラクター「モグラッチョ」です。
 (新福翔太)

中部 富士駅クリスマスごみ拾い

 12月26日「第52回JR富士駅街頭清掃&全国一斉クリスマスごみ拾い」を2年ぶりに開催。静岡便教会、富士市立高校、ジヤトコ、富士見高校、ホンダクリオ富士、富士市倫理法人会の皆さん180名。約半数が若い人でした。撮影は「日本一の富士山写真家」宮崎泰一さん。
 真っ暗な6時に集まり、9班に分かれ、みんなでサンタになってゴミを拾いました。閉会式では、富士市立高校インターアクト部へ「高校生善行表彰」の盾を授与し、その後10人に感想発表してもらいました。掃除を通して出会い、会話をしながら絆を深め、お互いを思いやることで優しい気持ちになれます。その輪が広がり、穏やかな世の中になることを鍵山先生も望んでおられます。来年も富士山にふさわしい「日本一きれいな街」を目指して続けます。  (静岡便教会 柿島由和)

中部 第22回便教会総会

 12月26日愛知県立犬山高校。
 東海学園大学養護教諭専攻の学生15名に、安井佑騎先生の愛知工業高校(定時制)時代の教え子4名を含む70名で開催しました。養護教諭志望の学生さんの新鮮な体験発表は清々しく、また安井先生の教え子が社会人として成長しての感想発表は、参加者の心に訴えました。安井先生「なんと素晴らしい生徒を持った」。
 高野修滋先生の便教会と杉浦三代枝代表世話人の西三河掃除に学ぶ会が、大変よく連携していることが印象的でした。若者、先生方、一般の方々が同じ思いのもと、便器を磨き、心通わせる温かい会、年2回の開催に全国から集ってほしいと思います。
(編集室 縄田良作)

関西 第12回関西ブロック大会

 8月緊急事態宣言発令。祈る思いで10月30日を迎えました。又川俊三様のご講演「人生の幸福は感動の数で決まる」には、皆さん感動されました。交流会は、後藤ブロック長率いる「フライングスニーカーズ」の演奏で大いに盛り上がりました。
 翌日の掃除実習は、草津市役所前の街頭清掃です。全員女性リーダーの落ち着いた指揮の元、ツリーサークル、グレーチング、ツタ除草を行いました。閉会式はドローンで記念撮影しました。
 講演会・交流会61名 ウェブ参加7名 掃除実習98名の参加。橋川市長始め草津市役所の皆様、スタッフ、ご参加の皆様に感謝します。来年は奈良です。 
(実行委員長 田中喜一朗)

関西 関西若者お掃除交流会

 11月3日、京都、大阪、兵庫でお掃除をする若手メンバー17名が、お掃除交流会を行ないました。7時半、西梅田公園集合、担当場所に分かれて掃除をします。
 その後、26年以上毎日駅前清掃を続けておられる山本健治さんのお話。「お掃除を一万回続けると、一回一回に気づきがあり、その積み重なりが大きな財産になっている。今朝は塵取りが足りなかったので自分の帽子で代用した。今までにない気づきだった」と。
 「掃除を学ぶ」と「掃除に学ぶ」はどこが違うのか、自分の心に向き合う大切さを、みんなで共有しました。 (時政和輝)

中国 中国ブロック会議

 10月7日、「朴の森 鍵山記念館」において開催、31名参加。
 今回の主テーマは、井辻栄輔ブロック長から、私・小西への引継ぎ式です。井辻様は、全国各地、さらに中国まで、「掃除に学ぶ会」を25年の永きに渡り先導されました。鍵山相談役からの手紙も紹介され、その大きな功績を改めて共有しました。
 翌日は清掃実習です。鍵山幸一郎監事から、道具の使い方や掃除の仕方などトイレ掃除の指導を頂き、初心に返ることができた実り多い実習でした。 (小西敏之)

九州 心を磨くトイレ掃除活動

 11月8日、佐世保明るい社会づくり推進協議会主催の「トイレ清掃活動」が、吉井中学校で5年ぶりに開催され、生徒58名を含む90名が参加しました。
 平日開催でしたが、大分、筑豊、糸島、佐世保の「掃除に学ぶ会」や福岡便教会から、多くの応援をいただき、西本佐世保市教育長も参加され、山口校長も便器に向き合われました。
 始めは不安そうだった生徒も、大人の熱意とユーモアで表情が和らぎ、恐るおそる便器を触っていた手にも、次第に力が入りました。光り輝く便器を前に、生徒の顔は感動と充実感にあふれていました。コロナ禍の中、思いひとつで奔走された山口校長先生、廣瀬ブロック長、関係者の方々にお礼を申し上げます。
(佐世保明社協 二瓶芳信)