クレーン車による高所窓ガラス清掃
松江出雲掃除に学ぶ会
代表世話人 坂本 美由紀
当会は2001年の設立以来、学校トイレ掃除にこだわって活動してきましたが、コロナ禍で三密を避ける窓ガラス清掃を3回おこないましたので、報告します。
第1回 2021年5月23日
私立開星中学校・高等学校
第2回 2021年7月18日
松江市立雑賀小学校
第3回 2021年10月17日
松江市立第四中学校
いきさつ
2021年、私立開星中学校・高等学校の大多和聡宏理事長の奥様が、「コロナでトイレ掃除は難しいので窓のお掃除をしませんか?」と、話されました。そこは、高所で足場がなく、しかも窓ガラスを外すことができず、長く掃除をしたことがない汚れた窓でした。
会員の直井一晃さんが、クレーン車などのレンタル会社を経営しており、高所作業の免許も持っていました。そこで5月、第1回のクレーン車を使った高所窓ガラス清掃をやることにしました。
さらに、第4土曜日早朝に有志で松江市立雑賀小学校を掃除している平野武志さんは、手が届かない廊下の窓をきれいにしたいと思い、7月同校にもクレーン車が出て、窓ガラス清掃をしました。
3回目は松江市立第四中で
トイレ掃除をしたい会員には戸惑いもあったようですが、皆でやり方や道具を考えました。コロナ禍で、2021年8月、9月の例会は中止しましたが、10月は松江市立第四中学校が受け入れてくださいました。
同校は、過去3度例会を開催したことがあり、安達校長は生徒と廊下の雑巾がけをされていました。直井さんと平野武志さんは、トイレ掃除をさせていただくつもりで下見に行ったときに、窓ガラスの汚れが気になりました。
手が届かない場所でしたが、平野さんは「光が射しこむようにして、生徒を元気にしたい」と思いました。安達校長も、「ぜひお願いします」といわれました。
手順や道具などを前々週にテストして、計画をつくりました。
道 具
外側の窓は、クレーン車2台(2名)と、スポンジや水切りワイパーも使いました。
道 具(内側の窓)
・バケツ
・雑巾
・三角折りの新聞紙
・サッシブラシ
・歯ブラシ
・スクレーパー
方 法
1.(窓ガラスを拭く)
水に濡らし絞った雑巾で
2.(窓ガラスの水切り)
三角折りの新聞紙で
3.(窓の淵や細かい箇所)
三角折りの新聞紙の角で
4.(サッシの溝)
サッシブラシと歯ブラシで
5.(サッシ) 絞った雑巾で拭く
(注)固形石鹸を使うこともあるようです
結 果
参加者は、2時間黙々と窓ガラスをみがいた結果、渡り廊下に光が射しこむようになりました。
安達校長は、「生徒と教職員みな感謝しています。場が整うと心も整います」と仰いました。
直井さんは、「コロナ禍だったから、われわれ独自の掃除に挑戦できた」といいます。
【資料】 松江出雲掃除に学ぶ会
2001年2月山本博道氏ら4人が「松江掃除に学ぶ会」設立。2006年「出雲掃除に学ぶ会」と合流、「松江出雲掃除に学ぶ会」となる。代表世話人は山本氏、坂本美由紀氏、平野武志氏、直井一晃氏、2017年から再び坂本氏。毎月活動し240回を超えた。会員35名
(693-0011島根県出雲市大津町1394-4)