ちいき通信

東北 多賀城掃除に学ぶ会

 月に4〜5回、JR多賀城駅周辺のゴミ拾い、公共施設トイレ掃除など、7人で活動しています。
 「私たちは掃除屋ではなく、心磨き屋です」「道具を丁寧に扱うことで、心が整います」 小畑師匠の言葉と「掃除道」の教えを胸に、一人ひとりが目の前のゴミやトイレの汚れと向き合います。
 会には、それぞれのスペシャリストがいます。ミスターグレイチング、ミスター鏡、ミスター蛍光灯、ミスター玄関・・・。お互いの掃除から学び合い、助け合って信頼関係が生まれています。これからも、お掃除をコツコツ粘り強く、積み重ねていきます。 (守田理恵)

関東 東京掃除に学ぶ会 

 6歳の息子瑛士郎と新宿・渋谷街頭清掃に参加しています。登山家野口健さんは、お父様から「物事にはA面と裏側のB面があるが、世の中の多くはB面で決まる」と教えられました。(清風掃々第41号)
 お客様からゴミ拾いボランティアの話を聞いたとき、「これだ」と思いました。華やかな街のB面のゴミを拾うことで、息子が「人生の学び」を感じてくれたらと願っています。冬の暗いうちからグレーチングにも体当たりしています。 (布施 匠)

関東 プロギングジャパン 

 プロギングは、ジョギングしながらゴミを拾うSDGsフィットネスです。2016年にスウェーデンで生まれ、100か国以上に広まり、日本でも開催が増えています(一般社団法人プロギングジャパン)。
 4月10日東京豊洲の大会に参加しました。参加者21名、距離3㎞。まとまってジョギングしながら、拾ったごみを資源ごみ・可燃ごみに分別して袋に入れます。袋をもつ人は半数で、ゴミを入れる人と「サンキュー」、「ナイス」と声をかけあいます。終了後、重量を測り、資源ごみを全員で分別しました。ごみの数は競いません。「捨てる人に反発するのではなく、楽しんでごみを拾う」趣旨に共感しました。     (川野士郎)

中部 服部農園有限会社 

 愛知県大口町で地球環境に配慮した循環型農業を取り組み、次世代農業者の育成に力を入れている農園です。
 「働く仲間の成長なくして、会社の成長なし」の考えで、教育の中心にトイレ掃除を位置づけ、服部忠社長自ら率先して取り組んでいます。2016年から大口中学校のトイレ掃除を毎月行ってきました。しかしコロナ禍で中断。かわりに町内の街頭清掃をはじめました。当初は社員の研修でしたが、回を重ねるごとに、東海理化などの地元企業や地元住民が参加するようになりました。地域に良い影響をじわじわ広げています。 (紹介 木原勝利)

中部 三重掃除に学ぶ会

 伊勢地区の掃除参加は10人超と多く、道具洗い・片づけを会員の会社にお願いしていました。
 しかしこれを、2011年から常連の会員で分担することにしました。 ①たわし、ナイロンたわし、スポンジ、サンドメッシュ、タオルは、バケツ3~4つに入れて、交替で持ち帰り、洗って干して次回持参する ②カネヨン、ちり取りは、元代表の家に預かってもらう。
 お金や手間、時間の負担が特定の人に片寄ると、長続きしません。後継者も育たないと思います。これからも、会員第一と民主的運営を目指して、改善を進めて いきます。  (伊東俊一) 

北陸 かが能美掃除に学ぶ会 

 2005年から学校のトイレ掃除を毎月行ってきましたが、2年前からコロナ禍で休止しました。
 不定期に駅前の掃除もしましたが、あまり休んでエンジンが止まるといけないと思い、今年4月から毎月街頭清掃をすることにしました。
 5月は、会員20名のうち10名が和田山公園に集まりました。公園内の道具で、側溝につまった大量の泥と落ち葉を取りました。軽トラ2台分を処理施設に搬入し、土は公園に戻しました。
 昨年秋に市の助成金でユニフォームを新調しての、気分一新のお掃除でした。 (山口健次)

関西 大阪・京都合同

 7月3日、大阪と京都の「掃除に学ぶ会」合同で、「てんびんの詩・第三部激動編」上映会を開催しました。お初天神商店街の掃除のあと、34名で鑑賞し、感想発表をしました。
 「てんびんの詩」は、鍵山秀三郎様が巨費を投じ、竹本幸之祐監督と制作された映画です。
 第三部では、戦争の虚しさ、親子・家族・友人の絆を描いています。「情けは人の為ならず」、結果至上主義に陥ることなく陰徳善行を積む大切さを痛感しました。「人の道」を忘れず、心の美しい日本を築いて参ります。 (下正晴)

中国 こども夢拾い(東広島)

 「2022年1月から『こども夢拾い』がはじまったよ。毎月第1土曜日朝6時に『さくらや』さんの前にあつまるの。こどもは6人ぐらい来るよ。このまえわたしは50こ拾った。あとかたづけもみんなでいっしょにするよ。
 上野のおじさんの『夢拾い』も、7月2日に12歳になったよ。わたしは7歳なの。いままで8852人がきてくれたんだって。すごいね。アメリカの人もフィリピンの人も来てるよ。みんなも東広島に来てね。いっしょに夢をひろおうね」
 (吉盛晴ちゃん)


 「おとな夢拾い」に加え、「こども夢拾い」が始まりました。子ども主体で朝礼をして、保護者と一緒に夢(ゴミ)を拾います。応援してまいります。  (上野和浩)