ちいき通信

関東 羽田街道おもてなし清掃
 6月2日第100回を迎えました。2016年4月、東京オリンピックを控え羽田空港幹線道路沿いの大量のゴミを嘆かれた鍵山相談役の想いから始まりました。当初は10人程度で10m進むのがやっと。次第に参加者が増え、大田市場西門前を中心に南北600m上下線の範囲をほぼカバーできるようになりました。近隣の東京都野鳥公園様、大田市場様ともご縁が深まり、国道事務所様は植栽剪定や道具置場の便宜も図ってくださいました。リコー様からの助成金では倉庫を購入させていただきました。2019年「ボランティアサポートプログラム」を締結、国道事務所、大田区、我々の三者連携の活動となっています。沿道に花も植え始めました。東京オリンピック終了後、「やめれば元の姿に戻る。日本の玄関から日本を良くしよう」との思いで続けています。 (菅原伸吾)

関東 滝沢ごみクラブ ごみフェス
 芸人滝沢秀一さん主宰の滝沢ごみクラブは、ごみを無くす活動を広めています。5月3日(ごみの日)から5月30日(ごみゼロの日)はごみフェス期間と銘打ち、5月3日東洋製罐株式会社と共同でオープニングイベントを行ないました。理想のごみ箱案コンテストやワークショップ等を実施。ごみフェス期間中は、ごみ拾いイベントやゴミ分別紙芝居上演、食品ロスキッチンカー、古着アップサイクル、マイクロプラスティックリサイクルなどを行ないました。企画数115、参加延べ3,043名、ごみ量45L相当×390袋。(佐藤誠)

中部 静岡便教会
 静岡便教会のスローガンは、「日本一の山富士山にふさわしい日本一きれいな街を目指して」。毎月第2、第3、第4日曜日の早朝、富士市の3か所で街頭清掃をしています。
 以下5月26日「第81回JR新富士駅街頭清掃(第4日曜日)」を紹介します。東宮島区、田子浦まちづくり協議会環境整備部の皆さん、小中高生、計53名が参加しました。前日NHKで放映された、SNS映えで有名な「富士山夢の大橋」のゴミ拾いをした高校生4人が参加しました。その1人はリーダーを志願。閉会式で期待を込めて「黄金のトング」を贈呈しました。田子浦小の5年生は、国語教育誌「ふもと」に掲載された掃除体験を堂々と発表しました。3年間街頭清掃に励んだ私立富士見高校の3名は、推薦で茨城大学、都留文科大学、上越教育大学に今春合格しました。次世代を担う若い人が自己肯定感を高め、積極的に世のため人のためになる活動に取り組む姿は美しいです。  (柿島由和)

中部 扶桑東小愛校活動
 私たちは2016年から「扶桑東小便教会」で学んでいます。卒業前には、6年生による奉仕活動をしてきました。3月6日の第72回は「愛校活動」と銘打って、小学6年生児童に、高野修滋先生、東海学園大学生、便教会のメンバーが加わり、90名で「トイレ掃除−現場実習」を行ないました。子どもたちの感想です。「いつも見ていないところを見るともっと汚くて、もともとに近づけるのが大変でした」「僕は、粘り強く一つひとつやっていくことが大切だと学びました」「地球全体をきれいにしていきたい」「環境の事も考えて掃除をすることを学びました」
(木原勝利)

関西 TOTO見学
 汚れがつきにくい加工が施された便器が市場投入されてすでに二十数年、サンドメッシュや研磨剤入り洗剤は、便器を傷つけます。4月16日、福岡、筑豊、大阪の有志10名がTOTO発祥の地小倉で、掃除方法を考える機会としました。小倉工場で製造工程を、TOTOミュージアムでTOTOの歴史やトイレの歴史を学びました。「100個製造のうち1個の不良でも、お客様にはその一つがすべて」、この精神をTOTO社員が共有し、誇りをもって品質管理を徹底しています。トイレ掃除では、場所はお借りしているもの。前よりきれいにはしても、傷めてしまっては本末転倒。独りよがりではなく、相手に負担をかけない掃除方法の実践を誓いました。 (愛原啓介)

関西 大阪天満宮十周年
2015年に始めたお掃除が、4月21日10周年を迎えました。参加者34名、本殿班は主に桟(さん)を、トイレ班は排水溝もきれいにし、境内班は樟(クスノキ)の落葉を掃きました。掃き掃除はほうきの穂先を神殿に向けず、外に向かって掃きます。閉会式後に正式参拝し、神社から感謝状を賜りました。大阪の顔「天神さん」のお掃除を10年間、コロナ禍でも続けてこられたことに、心より感謝しています。これからも周りの方のお役に立つ生き方をして、喜んで活動を続けて参ります。なお、本活動は大阪天満宮社報『てんまてんじん』に掲載されました。 (下正晴)

中国 ブロックリーダー研修
 安芸高田掃除に学ぶ会は、2003年元𠮷田警察署長の故竹内光弘氏を中心に立ち上げました。愛郷小学校などで卒業前トイレ掃除を継続してきましたが、コロナ禍により、駅・道の駅・公園トイレに場所を移し、人数減少で現在4名ですが、一度も休まずに毎月続けています。5月25、26日中国ブロックリーダー研修を主催しました。利会長はじめ38名が参加、美土里小学校のトイレ掃除、井辻産業株式会社の工場見学。翌日は、神楽門前湯治村にて座学研修会を行ない、鍵山幸一郎様からご講話をいただきました。 (山田正治)

四国 ゴミゼロ運動 in 小松海岸
 2011年全国ゴミゼロ一斉清掃に賛同して始まった本活動は、徳島、阿南、四国中央の各掃除に学ぶ会と(株)ふじやの合同活動です。5月25日第11回を迎えました。
1、002名が集い、子どもは、過去最高の136名、4班編成200m間隔で約1時間、流木やゴミを拾いました。終了後カレーをいただき、今年初めてお子様イベント(保育士ヒーローブレイクショー、徳島市のキャラクター)を開催しました。スタッフ、参加の皆様に感謝、「一人の千歩より、千人の一歩」を実感します。 (鍛谷幸一)

台湾 2024年次大会
 4月20、21日に開催されました。掃除活動が日本を超えて世界で広まっている現状について知りたいと思い、参加を決めました。参加者は約500人、このうち日本人は30名でした。台湾の皆さんは、私たちをあたたかく迎えてくだいました。大学生との交流の中で、日本と台湾、中国と台湾の関係について質問されたり、京都新洗組の学生主体の活動に興味を持ってくださいました。言葉が通じなくても、きれいになった駅を見て同じように達成感を感じることから、掃除は国を超えて人を繋いでいると実感しました。台湾の活気を京都に持ち帰り、京都新洗組から日本全国に元気を与えられる活動をしていきたいです。
(京都新洗組隊長 二宮陽子)