ちいき通信

関東 関東ブロック大会
 2020年3月から始まった都立青山高校の掃除は、小澤哲郎校長の都立駒場高校への転勤で、2024年より同校周辺の街頭清掃になりました。そして念願の学校トイレ掃除が、しかも生徒会参加で、関東ブロック大会として開催されることになりました。6月15日は、国立オリンピック記念青少年総合センターで、山元加津子さんの映画「しあわせの森」上映会と講演会に146名が参加。翌日の掃除大会には247名が参加。「こんなに丁寧に掃除したことはなかった」「白い雑巾が黒くなって、やりがいを感じた」などの感想をいただきました。掃除を通じて学べることに感謝して日々精進していきたいと思います。 (田中友理)

関西 道頓堀を楽しく掃除する会 800回
 8月3日、道頓堀を楽しくお掃除する会(道楽)が800回を迎えました。2009年、あまりにもゴミだらけの道頓堀を目にした杉本哲也さんが戎橋のお掃除を始め、今は毎週土曜日6時半、十数人が集まります。杉本さんの後輩や商店街の店主らなどへ活動が広まりました。現在の世話人は井上道弘さんご夫妻で、ご主人は鍵山掃除道をリスペクトする真面目な方、奥様はザ・大阪のおばちゃん、まさに令和の夫婦善哉で、道具出しから片付けまで台風でも続けられています。発起人の杉本さん、世話人の井上さんに感謝します。(愛原啓介)

中国 世界遺産・宮島トイレ掃除
 広島掃除に学ぶ会は1995年発足、活動は学校トイレ掃除を中心に500回を超えます。「世界遺産・宮島トイレ掃除」は、地元新聞の「宮島のトイレが汚い」という投稿に発憤した会員有志が、2009年に始めたものです。今年は7月27日(土)に第14回を開催、14名が参加しました。近年は、空海が開基したと伝えられる最古の寺院大聖院(だいしょういん)のトイレと、厳島神社周辺の海洋ゴミ拾いの2チームで活動しています。来年は7月26日(土)開催予定。多くの方のご参加をお待ちします。(事務局 大脇健一)

九州 トンボロ海掃隊年次大会
 鹿児島県の離島、甑島(こしきじま)の海岸(長目の浜)は国定公園で、世界で2ヵ所しか確認されていない原始微生物が生息する独自の生態系があります。しかし4㎞にわたる海岸線は、漂着プラゴミ、産業廃棄物で溢れています。2023年2月より島民と海岸清掃を始めましたが、ゴミが減る実感を感じることはありません。ゴミは既に地層となり、引き出すこともできません。多くの人の知恵を借りようと年次大会を企画、7月14日利会長や木南一志さんはじめ44名が参加。皆さん「まるで災害現場」と絶句。多くの提案をいただきましたので、行政も動かしながら、海岸再生、海洋ゴミ削減に取り組んでいきます。九州大学人間環境学研究室からも島再生の拠点開設について提案をいただきました。 (冨吉袈裟右衛門)

九州 鹿児島掃除に学ぶ会
 7月7日、第187回例会を、建学の精神「実学による人間性豊かな人柄教育を行う」を掲げる神村学園で開催しました。吹奏楽部が近くの駅のトイレ掃除を続けており、そこに元鎌田建設社員の保護者・山下昌一氏が参加したことがきっかけです。「掃除に学ぶ」を体験してもらいたいとの顧問・久木田恵理子先生の思いを受け、大分・筑豊掃除に学ぶ会、福岡便教会が応援、131名(生徒102名、PTA6名)が参加しました。あっという間の2時間、生徒たちは何かを感じてくれたものと確信致します。閉会式では吹奏楽部の演奏・演技を披露、参加者はみな感動を覚えました。 (新富勇一)

沖縄 沖縄南部掃除に学ぶ会
 5月30日西原町のきらきらビーチで、恒例のゴミゼロ運動を開催。総勢40名が集結、ビーチのゴミを片っ端から拾いまくろうと意気込んでいましたが、昨年の成果なのか、意外と漂着ゴミは少なかったです。それでも軽トラック2台分満杯のゴミを収集。梅雨の真っただ中でしたが、程よい曇天で涼しく、きれいな海とビーチを眺めながら気持ちよく行えました。(佐和田健二)

便教会 静岡便教会
 JR新富士駅・JR富士駅での街頭清掃は2017年から累計82回、参加者3383名を数えます(2024年8月末現在)。このたび「令和6年度静岡県道路愛護優良団体表彰」に選んでいただき、8月7日富士総合庁舎での伝達式にメンバー10名が出席、須藤秀忠富士宮市長から感謝状をいただきました。15年間共に活動してくださった皆様に感謝し、喜びを分かち合いたいと思います。「日本一の山 富士山にふさわしい日本一きれいな街を目指して」これからも小さな実践活動を続けて参ります。 (柿島由和)

便教会 第28回便教会総会
 6月30日、豊田市立岩倉小学校に44名が参加、うち14名は養護教諭を目指す東海学園大学生でした。6班でトイレを掃除し、終了後3グループで討議しました。以下感想「・道具の渡し方から「思いやり」を具体的に学べた ・視点を変えることや五感で汚れを発見する経験から、トイレの様子から子供たちを想像することが学べました。・自分が学ばないと教えられません。率先する姿で子どもたちと掃除をしたいと思います」 東海学園大学の皆さんの言葉には、体験から得られる気付きがあり、力強さを感じました。(木原勝利)

便教会 第29回便教会総会
 小布施掃除に学ぶ会と中南信掃除に学ぶ会は、便教会総会に2019年から毎年参加、その圧倒的な熱量と、鍵山掃除道を次世代に継承する体制を学んできました。高野修滋先生が長野大会を提案され、「小さく始める」との助言を元に、2024年開催に向けて実行委員会で準備を重ねてきました。8月10日小布施町立栗ガ丘小学校で開催、48名(先生は長野県中心に15名)が参加。一人ひとりに掃除の灯が点いたようで、「参加してよかった」との感想が嬉しかったです。振り返りを行い、来年の総会開催は11月と決まりました。その後、参加者・先生が掃除を始めたり、勤務校でミニ便教会を計画中など、反響が広がっています。 (牛山大輔)