日本を美しくする会について
VISION日本を美しくする会の活動理念
掃除を通じて、世の中から
心の荒みをなくしていきたい。
「認定NPO法人日本を美しくする会」は、鍵山秀三郎氏が60年以上に渡って唱えて実践してきた「掃除を通して心の荒みをなくし、世の中を良くすることが私たちの心願です」を活動理念として、掃除活動を通して自らの心磨きに約30年間取り組んでいます。
人は、いつも見ているもの接するものに心が似てきます。目の前の汚れたものをきれいにしましょう。特に人の嫌がるトイレをきれいに磨くと、心もきれいになります。トイレ掃除は「自分を磨くための」一番の近道で確実な方法です。
すべては一人から始まります。家庭や学校、職場、地域で、一人からでも掃除を始めましょう。そして仲間を増やしましょう。掃除をする人は汚さなくなります。「一人の百歩より、百人の一歩」。人々が毎朝一斉に身の回りを掃除したら、日本中に心地よい風が吹き、穏やかな一日が始まります。そうなれば人々の心が美しくなり、日本はそして世界はかならず良くなります。
掃除道を日本から世界へ広げよう!
日本人の日本人たる美徳
「自分よりまず、人様のためにできる幸せ」という精神。
東日本大震災の避難所で配られたおにぎりを、何のためらいもなく、まずお年寄りや子どもたちに渡す姿。そこには、日本人の日本人たる美徳がありました。
自分よりまず、「人様のためにできる幸せ」という精神を、
私たち日本人は代々受け継いできました。
それがごく一部の良識のある人たちの美談にとどまったままではいけません。
「トイレ掃除を通じて、世の中から心の荒みをなくしていきたい」。そんな想いから始めた鍵山掃除道も30年を迎え、近年では、ルーマニア、ハンガリー、イタリアなどの諸外国へと広がます。それは「街を汚す行為に絶対に正義はあり得ない」という鍵山相談役の信念が、国境を越えて多くの方々から共感を得ているからです。
世界中の家庭、地域、学校、職場で毎朝丁寧な掃除を行い、
“身の回りを美しくしてから一日を始める”という運動をおこしましょう。
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すべては一人から始まる
まず自分の家庭、地域、学校、 職場で、
一人からでも始めましょう。 -
身近な仲間を増やそう
あなたの身の回りから仲間を
誘い合って増やしていきましょう。 -
掃除のお世話役になろう
掃除リーダーを育成し、お世話役を
増やしましょう。 -
世代を超えて伝えよう
子ども、孫たちに掃除の素晴らしさを
伝えていきましょう。
基本理念
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私たちは「心磨き」の会です。
掃除を通して、自分たちの「心の荒み」と「社会の荒み」をなくすことを目指しています。
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利益追求の会ではありません。
収益や集票目的のために、活動することはありません。
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宗教には関係ありません。
参加される人の宗教も問わないかわりにどんな宗教団体にも一切属しません。
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特定の組織や団体に属しません。
この運動に賛同された方々により自主的に運営されています。
団体名の由来
“ 日本を美しくする会 ”地域が美しくなり、学校が良くなっていくその延長線上に日本が美しくなっていく姿を見ました。
掃除に学ぶ会に参加した人たちが、その想いを伝えたく自分の地域に広めていく中で、地域が美しくなり、学校が良くなっていくその延長線上に日本が美しくなっていく姿を見たからです。
主な活動内容
「日本を美しくする会」の主な活動内容についてご紹介しています。
心を磨くトイレ掃除
学校や公共施設のトイレをお借りして掃除実習を開催しています。先生や生徒、企業や地域の方々が一緒になってトイレを徹底的に掃除します。
この掃除によって心の修養を行います。
社会の荒みをなくす街頭清掃
地域住民や地元商店街の方々とともに、街中や駅周辺の街頭清掃を定期的に実施。街をきれいにすることで“社会の荒み”をなくします。
教師の教師による教師のための
トイレ掃除に学ぶ会便教会
“方法論や技術や手法ではない、 ただ身を低くして実践あるのみ。信念を持ってトイレ掃除を行い、多くの問題を抱える教育現場を教師から変えていく。それが便教会の目的です。
年4回発行の会報誌清風掃々
年4回発行の会報誌「清風掃々」では、全国各地の「掃除に学ぶ会」での掃除活動、先生方による「便教会」の様子を発信します。
なぜ、トイレ掃除なのか
掃除には “5つのチカラ” があります。
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01.謙虚な人になれる
どんなに才能があっても、微慢な人は人を幸せにすることはできない。人間の第一条件は、 まず謙虚であること。
謙虚になるための確実で一番の近道が、トイレ掃除です。 -
02.気づく人になれる
世の中で成果をあげる人とそうでない人との差は、無駄があるか、ないか。無駄をなくすためには、気づく人になることが大切。気づく人になることによって、無駄がなくなる。その「気づき」をもっとも引き出してくれるのがトイレ掃除です。
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03.感動の心を育む
感動こそ人生。できれば人を感動させるような生き方をしたい。そのためには自分自身が感動しやすい人間になることが第一。人が人に感動するのは、その人が手と足と体を使い、さらに身を低くして一所懸命取り組んでいる姿に感動する。特に、人のいやがるトイレ掃除は最良の実践です。
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04.感謝の心が芽生える
人は幸せだから感謝するのではない。感謝するから幸せになれる。その点、トイレ掃除をしていると小さなことにも感謝できる感要受性豊かな人間になれます。
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05.心を磨く
心を取り出して磨くわけにいかないので、目の前に見えるものを磨く。特に、人の嫌がるトイレをきれいにすると、心も美しくなる。人は、いつも見ているものに心も似てきます。
代表メッセージ
会長 利 哲雄
トイレを磨く中で多くの気づきを得、感謝と感動と謙虚さを生み出し、
人間関係を大切にする、心豊かな人間社会を目指しています。
日本を美しくする会は、鍵山秀三郎相談役の「掃除を通じて、世の中から心の荒みをなくしていきたい」との強い想いで社会に広く開かれた活動となり、どのような人であっても参加でき、初めての人も、
経験者も、共に下座に徹し、同じ目線でトイレ磨きをしてきました。
トイレを磨く中で多くの気づきを得、物を大切にする心を育て、物にも心を見出し、感謝と感動と謙虚さを生み出し、人間関係を大切にする、心豊かな人間社会を目指しています。
このように、私たちの掃除活動は、あくまでもトイレ磨きの実践を重んじるものであり、テクニックを競ったり、経験回数や参加数を誇るものではありません。
参加した人たちと一緒になって、お借りした学校や公共施設を磨いて、そこからの気づきを大切にする「心磨き」が本来の目的であります。
相談役 鍵山秀三郎
豊かな精神論、謙虚な心をもう一度育む事がこの国の未来を開いていくと信じています。
日本を美しくする会の発足以来、崩壊状態で廃校寸前だった学校が掃除で立ち直るなど、驚く様な反響が各地から寄せられるようになりました。
改めて日本を美しくする会の意義は大きいと感じます。掃除は全てのものを包み込んで、浄化していく。
ですから、掃除の輪が広がれば、世の中から悪や濁が消えていくはずです。
経済の発展とともに失いつつあった豊かな精神論、謙虚な心をもう一度育む事がこの国の未来を開いていくと信じています。