京都掃除に学ぶ会9月例会は、9月10日（土）に、世界から注目されている禅寺の妙心寺 退蔵院をお借りして、お掃除実習をさせていただきました。
コロナ後では最多となる80名近くの方にご参加いただき、初参加も約30名いらっしゃいました。

禅寺ということもあり、トイレ掃除だけでなく、床や壁の拭き掃除、庭の手入れや石庭のしつらえも体験させていただき、退蔵院ならではの学びの時間となりました。

副住職様から、仏教発祥のインドへ修行に行ったき、掃除は身分の低い人がするもので、僧侶はしてはいけないとの話があったとエピソードをご紹介いただき、日本の仏教や禅、様々な文化はお掃除が根底にあることを考えさせられました。
また、「ゴミと思うか、資源と思うか」はその人の見方次第であることや、際を立たせることが庭を活き活きと美しくさせることなど、禅に根ざしたお掃除の教えを学ばせていただきました。

日本の仏教では、お掃除が修行になりますが、これだけ広い建物、庭をきれいに維持するのはたいへんなことです。私たちが大人数で、月に一回お掃除させていただくのとは大きな違いがあります。日々の生活の中でお掃除を徹底する大切さも学ばせていただきました。

来年もぜひ退蔵院で、お掃除させていただきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

来月は10月8日（土）7:00~松尾大社をお借りして行ないます。
ご参加をお待ちしております。

京都掃除に学ぶ会     時政 和輝