今年最後の第178回目筑豊掃除に学ぶ会の定例会を、12/10（土）の6時40分から、飯塚健康の森グランド横の公衆トイレを借りて実施しました。

冬至も近づき、朝が空くのが一気に遅くなり、開始時は照明を付けないと薄暗い状況で、さらにこの日は結構な冷え込みとなりました。

中尾先生と酒井先生が、和白丘中学校の生徒さん6人を連れて一緒に参加くださりましたので、掃除人の皆さんもすごく気合を入れてお手本を示しながら指導してありました。生徒さんたちは初めてのトイレ掃除実践とのことでしたが、どの子も寒さにめげず、熱心に懸命に頑張ってくれました。

言葉だけで指導してもなかなか伝わりませんが、指導する先生の後ろ姿で伝える教育は、生徒さんたちにとてもよく響きます。（※反省会での生徒さんの感想発表をお聞きください）

「口ではなあ」と相田先生の言葉を借りて相談役も言われていますが、今の教育に抜け落ちている部分が背中の教育だと感じます。トイレ掃除は、正に背中で伝える教育で、指導する側の本気度と生き方が、見る人に真っ直ぐ伝わります。

森信三先生は、教育の真の目的は「生き方の種まきである」と言われ、「教える教師の側の心が燃えていないで、どうして子供の心に火をつけることが出来ましょうか」とおっしゃっております。
自分中心になりたがる利己心を改め、周りのことを思いやる心を引き出すには、掃除の実践（＝下座業）が最も効果的です。

筑豊掃除に学ぶ会     広瀬 透