3月16日（木）5時50分集合（ハイジア前）、6時～7時 掃除

桜の開花宣言もあり、開会式の時間には明るくなってきました。
参加者も増えてきましたので、今月は4班体制で行いました。
①②班はホスト通りのグレーチング掃除を中心に行いました。
③班はゴジラストリート、一番街の歌舞伎町へのメインストリートの掃除をさせていただきました。④班は、靖国通り。

新宿の街のゴミは減ってきていますが、掃除の会のみなさんが1時間掃除をすると、ゴミのある場所を見つけ出してゴミを沢山拾って戻ってきます。
表には見えていない場所にあるゴミに気づくからなのです。

あるグループは植込みの土を軍手でこするようにしていました。
「何があるのですか？」「髪の毛がすごいんです」と言って、丸まった髪の毛を見せてくれました。
抜け落ちた髪の毛が土に絡まって混じっていたのでした。

グレーチングの目の隅についた汚れも割りばしの先を使って取り出し、歯ブラシを使って細かい汚れも落としていました。
この植え込みの中に、１時間では取り除けないほどのゴミが積もっていました。

ペットボトルは流れ作業でリサイクルできるようにしていきます。
掃除には、小学生から大先輩まで、学生さんから会社の経営者まで、様々な人が集まってきます。
そして、それそれが自分の役割が決まっているわけではないですが、自分で役割を見つけてチームワーク良く掃除をしていきます。
これも気づくからこそできる業だと思います。
小さな、些細なことに気づくことで小さな変化が起きます。
その小さな変化の連鎖がやがて大きな変化の連鎖となり、世界の歴史を変えることになると私は信じています。

トルコ地震義援金の募金も始めました。
小さな募金で何人の人が救えるかは分かりませんがお財布から小銭を取り出して募金するという、小さな動きの変化が、世界を動かすことになると信じています。
「些細なことが世界の歴史を変える」

海外からのお客様が多い、これからの、次世代の若い人が多い新宿で、これらの人たちが、私たちの活動を少しでも見かけてくれて
「なんだかいつもとは違う？」
そんな気持ちになってることに、ふと気づいてくれたら、それが、世界の歴史が変わる小さな連鎖の始まりだと思うのです。

次回は4月20日木曜日、渋谷道玄坂を行います。
みなさまの笑顔に会えることを楽しみにしています。

寄稿者：東京掃除に学ぶ会     街頭清掃責任者 波多野 勝彦