11/18（土）～19（日）の一泊二日で、日本を美しくする会九州ブロック研修会を山口市の朴の森・鍵山記念館で実施しました。

九州各地区の掃除に学ぶ会から22名の掃除人の皆様が一堂に集まり、鍵山幸一郎様をメイン講師に朴の森スタッフ（山口・宇部掃除に学ぶ会）の温かい心遣いとサポートのお蔭で、大きな学びと氣付を得た有意義な研修会となりました。 鍵山幸一郎さん自身が体験し学んでこられた相談役の考え方や思い遣りの実例は、形として掃除に取り組みがちな我々に対して、掃除道に取り組む意義と目的を改めて氣づかせる内容でした。

バブル崩壊後に鍵山掃除道が、燎原の火のごとく全国に広がって行ったのは、鍵山掃除に人としての生き方の感動があったからであり、掃除のやり方に感動したわけではなかったのでした。

それがいつの間にか、掃除のやり方という表面的な部分に囚われがちになり、掃除を通して人を喜ばし思いやりの心を育てるという道の本質からずれた枝葉末節を学ぶことが多くなっていたように感じます。

朴の森という自然美しい凛とした空間で、二日間を通じての学びと懇親会と実践の研修は、何のために掃除をするのか、掃除を通してどのような人になってほしいかという、相談役が私たちへ伝えられたかった想いを見つめ直す大きな転機となったように感じます。
今回の九州ブロック研修会を思いやりの心でご支援くださった朴の森スタッフの皆様、誠にありがとうございます。

日本を美しくする会の活動30周年以降に向けて、研修で得た掃除道の目的と意義に思いをはせて、それぞれの掃除人が地元で人を喜ばす掃除、思いやりの心を育む掃除の歩みを続けてほしいと思います。

今後とも皆様のご支援ご協力の程よろしくお願いいたします。

筑豊掃除に学ぶ会     広瀬 透